会社の設立のまとめ

小さい会社の場合、会社設立のための書類作成は、非常に簡単です。

ですから、自分で作成するという方も少なくないと思います。

そこで、設立に必要な書類や、それにかかる費用を、ざっくり知っておきましょう。

ここで記載するのは、あくまで「小さい会社を作る」場合のものなので、例えば1000万円以上の資本金を設定する場合には、金額は変わります。

支払いの方法

基本的に、国へお支払いの方法は、『収入印紙』で行います。

収入印紙は、申請書を提出する『法務局』はもちろん、低額のものなら、コンビニエンスストアでも購入可能です。

切手サイズなので、失くしやすいものですし、一回貼ったら、はがして再利用するのは簡単ではありません(キレイに切るだけですが)。

法務局で書類をチェックしてもらった後、購入して、貼り付けたほうがいいと思います。

定款について

『定款』ってなに?

『定款』というものがあります。

定款には、『会社の目的』や『役員』など、基本的な情報が記載されているものです。

通常は、MicrosoftOfficeWORDなどで作成し、製本して準備します。

収入印紙を貼る

『定款』の原本には、4万円の『収入印紙』を貼らなければなりません。

ただ、『電子定款』という仕組みがあり、それによってこの費用は削減することが可能です。

ただし、これを実施するのに結局お金もかかりますし、設定する手間もかかります。

ですから、私の知る限りの多くの方は、4万円を気にせず、書面で作成しています。

株式会社のみ『定款の認証費用』がかかる

株式会社では、『定款』の『認証』を受けなければなりません。

全国の公証役場に提出し、チェックをしてもらうことが必須となっています。

その費用は5万円で、かかる時間は概ね30分程度です。

登録免許税

『登録免許税』ってなに?

平たくいえば、国に対して支払う、会社設立のための手数料です。

申請用紙に収入印紙を貼り、『法務局』に提出します。

登録免許税の費用は?

株式会社:15万円

合同会社:6万円

なお、これは一律ではありません。

株式会社の場合には資本金が約2000万円以上で、合同会社の場合には資本金約900万円以上で、これ以上の金額となります。

資本金

資本金ってなに?

資本金は、会社が集めた出資金のことです。

業務のための資金の、元手となります。

「どれくらいの資金を元手にしているか」という、会社の企業規模を知る基準になります。

ただ、元手が小さくても、例えば資本金300万円の有限会社でも、売り上げが大きい会社はたくさんあります。

また、資本金が1億円でも、今は低迷して、売り上げが全然上がっていない会社もあります。

とはいっても、企業のことを知るうえで、『売上高』に加えて『資本金』が、前もって見られる重要な数値となっています。

資本金はいくらからOK?

資本金は、0円から可能です。

融資などを受けず、サイドビジネス的にやるのであれば、資本金は1円がオススメです。

資本金は0円にすることも事実上可能ですが、設立時の手続きが増えるので、どうせなら1円の方がいいでしょう。

安い資本金のイメージ

10万円未満の資本金の場合、いくらに設定しても、評価は大して変わりません。

777円でも構いませんし、好きな数字や誕生日を資本金にしてもいいでしょう。

もしある程度、しっかりビジネスを進めるのであれば、10万円以上、理想は100万円以上の資本金を設定した方がいいでしょう。

特に、取引先に大きい企業を想定している場合には、取引先の資本金規制がある場合もあります。

取り組むビジネスに合わせて、金額を考えましょう。

100万円で十分か

「きちんとしたビジネス」をアピールするなら、100万円でも十分とまでは言えません。

元々、『株式会社』の簡易版である『有限会社』の最低資本金が、300万円でした。

その頃は、資本金が300万円準備できなければ、そもそも会社を設立できなかったのです。

それが緩和され、『株式会社』が0円で設立可能になりました。

そのため、『有限会社』という会社形態が必要なくなったという経緯があります。

ですから、一般的には300万円以上で「きちんとした会社」と見る人は少なくありません。

「きちんとしたビジネス」のアピールをするには、元手資金は100万円でも200万円でも、なるべく多く、資本金として設定しておくといいと思います。

資本金は使える

「なるべく多く、資本金として設定しておくといい」と書きました。

資本金は、事業資金として使うことが可能です。

例えば、資本金として計上した後、すぐに引き出して、例えばテナントの権利金等として支払うことが可能です。

テナントを借りるのに多額の金額がかかるのであれば、それは全て、資本金として計上した後、支払うようにした方がいいでしょう。

資本金は増やせる

資本金は、わりと簡単な手続きで、増やすことが可能です。

ですから、安く始めて、ある程度儲かったら資本金を増やしていくという考えてもいいかもしれません。

ただし、その場合にも最低3万円の手数料がかかりますから、頻繁に増資するものではないということは、理解しておかなければなりません。

その他

会社の印鑑は、しっかりしたものを作ったほうがいいでしょう。

とはいっても、2千円も出せば、十分長く使えるものが作成可能です。

その他に、例えば登記簿謄本の発行費用や、印鑑証明書の発行費用、資本金の振込手数料など、細々した費用がかかります。

まぁ、1万円考えておけばいいと思います。

無料進呈

弊社のサービスを受けて頂ける場合や、補助金のサポートさせて頂けるお客様については、合同会社を作成した際の書類など、個人情報を伏せて、差し上げております。

一般的な書式ももちろん無料で差し上げます。

気軽にご相談ください。


執筆者紹介

私立開成中学・高校卒
私立上智大学法学部・法学研究科卒

広告代理店・経営コンサルティング会社を経て独立。法律系・広告系・教育系など、幅広い分野で大手企業の事業を指導。

主な実績として、官公庁の広告類や就業ルール改定、大手製造業の見える化など。大手学習塾や社会保険労務士法人における役員・業務改善責任者・現場責任者などの経験もある。

プライベートでは、ポーカーにおいて、国内の大きい大会で準優勝、国際大会にも複数出場、オンラインで65段階中最高のレイティングを獲得などの実績がある。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする