【人件費の補助】人材開発支援助成金<特別育成訓練コース:有期実習型訓練>

助成金の概要

補助金額

人件費と研修費用等の経費を補助してくれる助成金。通常補助してもらえる金額は以下の通り。

  • 人件費 760円×680時間+α
  • 経費 最大30万円

なお、様々な補助上限額の加算があります。例えば、訓練後に『正社員化』を実施した場合、経費の上限が最大50万円までアップします。

弊社のサポート内容

事前のチェックから、計画の策定、支給申請まで、全て丁寧にサポートしております。

  • 事前のチェック、コンサルティングサポート
  • 従業員説明会の実施
  • 各種書類の作成
  • 訓練計画他、お客様作成書類の作成
  • 報告書の集計
  • 『ジョブカード』『訓練日誌』の作成
  • 支給申請までの相談・サポート
弊社の報酬体系
  • 社労士による申請代行プラン
    • 着手金通常5~10万円
    • 成功報酬20%
  • 研修受講による無料サポートプラン
    • 着手金0円
    • 成功報酬0%
    • 社員研修費用(通常20~30万円)
      通常、助成金の経費枠で全額補助されます

申請の流れ

  1. 事前のチェックをします
  2. 『訓練計画』を作成します
  3. 『ジョブカード』を作成します
  4. 『キャリアコンサルティング』(無料)を予約します
  5. 『キャリアコンサルティング』(無料)を受講してもらいます(対象従業員)
  6. 『訓練計画』を申請します
  7. 訓練を実施します
  8. 『支給申請書』を提出します(厳守:訓練終了日から2か月以内)
  9. 助成金が入金されます(支給申請から概ね3~6か月後)

1.事前のチェックをします

  • 各種保険(労災保険・雇用保険)の番号を確認します
  • 雇用助成金3点セットを確認します
  • 従業員が助成金の対象になるか確認します
事前のチェックについてのFAQ
保険料、高いので、入りたくないのですが?

高いと仰っているのは、『社会保険』だと思います。この助成金で通常必要な『労災保険』・『雇用保険』は、たいして高くありません。給与20万円の従業員1人あたり、概ね月3000円以内の支出となります。

  • 労災保険の事業所番号
  • 雇用保険の事業所番号
  • 従業員の雇用保険番号

なお、従業員が、まだ雇用保険に入っていない場合、助成金の申請と合わせて、もしくは、助成金申請の前に、雇用保険加入の手続きをすることになります。加入の手続きを、無料でサポートさせて頂きますので、気軽にご相談ください。

労務管理、きちんとしていないのですが?

助成金をもらうために必要な労務管理は、たいして難しくありません。以下の3つ(『雇用助成金3点セット』)が必要な労務管理となります。

  • 雇用契約書又は労働条件通知書
  • 出勤簿又はタイムカード
  • 賃金台帳

なお、『雇用契約書又は労働条件通知書』は、最初に作ればあとは不要です。

『出勤簿又はタイムカード』は、業務の一環として、従業員に作成させて報告させる形式で構いません。

『賃金台帳』は、税理士さんが作っているケースが少なくありません。もしそうでなくても、オンラインで、5分かからずに作成することが可能です。

うちの従業員は助成金の対象になりますか?

「『正社員』と思っていたが対象となった」というケースもあり、判別は非常に難しいです。まずはご相談ください。

通常は、以下のような基準で判断しています。

  • 正社員
    • 『正社員』の従業員は対象外です。
    • 『社員』と呼んでいる場合や、雇用契約書などを作っていないような場合には、支給対象になる場合もあります。
  • 労働時間
    • 通常時の労働時間が週20時間未満の方は、基本的に対象になりません。
    • シフトを20時間以上にすることができるなら、対象とすることが可能です。
  • その他
    • 経営者の親族(3親等以内)は対象になりません
    •  正社員の期間が長い場合は対象になりません
    • 個人事業主の期間が長い場合は対象になりません

対象になる方については、後日、国の制度である『キャリアコンサルティング』を受けて頂きます。この『キャリアコンサルティング』は事実上、一次審査となっております。

2.『訓練計画』を作成します

  1. 訓練カリキュラム
  2. 訓練計画予定表
  3. 訓練計画届
  4. 評価シート(ジョブカード3-3-1-1)
  5. Off-JT講師要件確認書(お客様の役員等)
  6. 事業所確認書
『訓練計画』作成についてのFAQ
『訓練カリキュラム』作成上のポイントは何ですか?

『訓練カリキュラム』を最初に作成します。『訓練カリキュラム』に基づいて、『訓練計画予定表』や『訓練計画届』を作成することになりますから、これが一番重要です。

『OJT』と『Off-JT』を適切に割り振る必要があります。以下のポイントに気を付けます。『OJT』と『Off-JT』の内容については、気軽にお問い合わせください。

  • OJT・Off-JTとも、全時間の9割以下で設定します。
  • OJTの上限時間は680時間となります。
  • 訓練の内容がイメージできるように、なるべく具体的に記載します。
  • 訓練担当者をきちんと決めておきます。
『評価シート』(様式3-3-1-1)って何ですか?

『評価シート』(様式3-3-1-1)は、訓練の最後に各項目にチェックを入れ、通信簿として利用します。現段階では、チェックを付ける必要はありません(してはいけません)。

3.『ジョブカード』の作成

作成するのは助成金の対象となる従業員です!

  • 既卒の場合
    • 様式1-1(キャリアプランシート)
    • 様式2(職務経歴シート)
    • 様式3-1(職業能力証明(免許・資格)シート)
    • 様式3-2(職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート)
  • 新卒の場合
    • 様式1-2(キャリアプランシート)
    • 様式3-1(職業能力証明(免許・資格)シート)
    • 様式3-2(職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート)
『ジョブカード』作成上のFAQ
『カード』はどこでもらえるんですか?

『カード』と言うと、キャッシュカード・クレジットカード・免許証のようなものをイメージするかもしれませんが、『ジョブカード』はA4で、以下のURLからダウンロードしたものです。

https://jobcard.mhlw.go.jp/job_card.html#jobSample

多くの方がイメージする『カード』が交付されることはありません。

『ジョブカード』を作成するにあたって
  • 全て、従業員本人が、ボールペンで手書きするようにしましょう。
  • 高校以降の学歴を記載します。
  • みっちり書く必要はありません。各項目を、1~2行ぐらいでシンプルに記載します。
  • キャリアプランシートのみ、数行書いて、やる気をアピールします。
  • 資格等、特になければ記載不要です。

なお、『キャリアコンサルティング』の際に、加筆させられたり、書き直せられたりする場合があります。記載する際には、各欄、下に余白を作っておきましょう。

作文の仕方

就職・転職では、以下の2つの考え方が当然のものとなっています。

  • 自己PRはきちんと(たくさん)書く
  • 今はできないことでも、「できる」と言ってしまう

しかし、『ジョブカード』では、能力を脚色してしまうと、助成金の対象外となる可能性があります。それでは、頑張って書く意味がありません。

ここで使う『ジョブカード』は、基本的には、「自分は未熟なので、訓練を受けさせてもらいたい、いろいろ教わりたい」という考えを持って、書くといいと思います。

4.『キャリアコンサルティング』(無料)の予約

ジョブカードセンターに行くのは従業員です。
予約は経営者・責任者が行います。

予約先(リンク:ジョブカードセンター

東京23区内の場合:東京商工会議所内(03-3283-7780)
千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル5階

『キャリアコンサルティング』予約のFAQ
電話をかける際の注意点
  • 電話は、経営者自身で行います。
  • 手元には、以下の2種類を全部準備しておきましょう。
    • 『訓練計画一式』
    • 『ジョブカード一式』
  • 予約日を決めるためのシフトの確認もしておきます。
電話の流れ
  1. 「『人材開発支援助成金』を使うためにキャリアコンサルティングを受けさせたい」と話します。
  2. 『訓練計画』一式と『ジョブカード』一式が完成しているか聞かれるので、できている旨伝えます。
  3. 『キャリアコンサルティング』の実施日は、ジョブカードセンターから候補日が何日か伝えられます。そこから選ぶ形になります。
  4. 場所・担当者により多少説明が異なるので、必ずメモを取り、また、依頼された内容に答えるようにします。
  5. 東京では、『予約票』をファックスして、初めて予約完了となるので、忘れないよう注意します。

5.『キャリアコンサルティング』(無料)を受講してもらいます(対象従業員)

ジョブカードセンターに行くのは助成金の対象となる従業員です!

所持品
・『訓練計画』一式
・『ジョブカード』一式

『キャリアコンサルティング』受講のFAQ
遅刻したらどうなりますか?

予約からやり直しになる可能性があります。

遅刻・欠席になりそうな場合、どうしたら良いですか?

必ず予約したジョブカードセンターに、”事前”に連絡を入れましょう。従業員の方に、連絡先と担当者の名前を伝えておくと良いでしょう。

所要時間はどれくらいですか?

所要時間は30~60分です。

通常は、様々な質問をされたり、過去のキャリアについての話をしたりして、和やかに進みます。

スーツで行く必要がありますか?

スーツで行く必要はありません。ツナギのような作業着や、遊びに行く格好で行っても、全く問題ありません。

面接対策をしておく必要がありますか?

就職・転職の面接と異なり、落とすための面談ではありません。基本的には和やかにおしゃべりが進んでいく形となります。対策は全く必要ありません。

終わったらどうしたらいいですか?

『キャリアコンサルティング』が終わると、『キャリアコンサルタント』の方が、『ジョブカード』に記名・押印してくれます。それを預かって帰宅します。

『ジョブカード』の原本は、従業員本人が保持します。記名・押印された『ジョブカード』は、コピーを取って、経営者又は助成金担当者が預かってください。『訓練計画』の申請に用います。

6.『訓練計画』を申請します

  • 訓練計画届
  • 訓練カリキュラム
  • 訓練計画予定表
  • 事業所確認書
  • 評価シート(ジョブカード3-3-1-1)
  • Off-JT講師要件確認書
  • ジョブカード一式
  • 雇用契約書又は労働条件通知書
  • 会社の登記又は開業届
”捨て印”を忘れない

訓練計画届には必ず捨て印をするようにしてください。

捨て印があれば、軽微な訂正がある場合に、『ハローワーク』・『労働局』が、口頭の確認で修正・訂正し、手続きを進めることができます。

しかし、捨て印がなければ、そのような修正・訂正ができないため、出し直しになってしまいます。

『訓練計画』申請のFAQ

どこに提出しますか?

提出窓口は、以下の一覧に記載されています。

https://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/madoguchi.html

なお、クリックしても移動しませんので、自分でスクロールして表示する必要があります。

郵送でも大丈夫ですか?

2018年10月1日より、全国で郵送受付が可能となります。

いつまでに提出すればよいですか?

訓練を開始する予定の1か月前までに提出しておく必要があります。1か月を切ってからの申請の場合、日付を変更させられます。

提出後、何をすればよいですか?

概ね2~3週間で、『受理印』の押された『訓練計画届』の写しが郵送で届きます。

なお、足りない書類や確認事項がある場合、修正等があれば経営者・担当者に電話が行きます。これに対応しなければ、手続きは進みません。必ず対応するようにしなければなりません。

提出後、特に連絡がないのですが?

3週間たっても音沙汰がない場合は、ちょっと不安です。そもそも書類が届いているのかも不安なところです。

そこで、担当の『ハローワーク』・『労働局』に問い合わせてみましょう。過去、1か月以上たっても届かず、単純に事務処理が遅れていた場合などがありました。新しい『雇用助成金』の場合などは、要注意です。

7.訓練を実施します

  • 『訓練開始届』の提出
    ※開始から1か月以内
  • 『訓練日誌』の作成(従業員)
  • 研修費用のご請求
『訓練開始届』の提出についての補足
  • 『訓練開始届』という書類を提出します。記載内容は非常に簡単なので、早めに出します。
  • これを出していなければ、「いつ訓練を開始した」ということが認定されないため、支給申請も行えません。早めに提出してしまいましょう。
『訓練日誌』の作成(従業員)についての補足
  • 従業員の方に『訓練日誌』という、業務メモを作成して頂きます。
  • クセのある書式のため、書き方が非常に難しいです。そのため、弊社のお客様につきましては、作成方法の『説明会』を無料で実施しております。
研修費用についての補足

『訓練計画書』の受付が終わったら、弊社の研修費用を請求させて頂きます。お支払頂いている分について、訓練を実施させて頂きます。

人件費補助及び研修費用について、支給を保証するものではありません。ただし、従業員の方が退職した場合でも、実施が終わっている分については、『解雇』『会社都合退職』でなければ支給対象となりますので、通常は、問題なく支給されます。弊社の研修については、早めに実施させて頂くようお勧めしています。

くれぐれも、従業員が退職される際に、『解雇』『会社都合退職』にならないよう、ご注意ください。従業員に退職の気配がある場合には、早めにご相談ください。

『訓練日誌』作成のFAQ

パソコンで作成しても良いですか?

『手書き』が指定されています。

第三者が作成しても良いですか?

従業員本人が記載しなければなりません。

ボールペンで書く必要がありますか?

ボールペンで書く必要はありません。フリクションやシャープペンシルなど、修正できるものでの記載をお勧め致します。

自社でやらせている報告書ではダメですか?

助成金指定の書式を利用しなければなりません。既存の報告書がある場合、通常、両方記載して頂くことになります。

後からまとめて作成しても良いですか?

「良い」とは言えませんが、業務の都合や、忙しくて忘れてしまった場合などに、後日きちんと記載することは禁止されていませんし、確認する手段もありません。

ただ、その場合でも、「日付が前後して、連続しない日誌になっている」場合、不支給となる場合も考えられます。『5月15日』の記載の次に、『5月13日』が来るというような、不連続な日誌にならないように、必ず、順序通りの日程になるように、記載してください。

欠勤や遅刻をした場合、どうしたら良いですか?

欠勤の場合には、訓練自体がありませんから、その日を飛ばして記載します。

遅刻の場合には、開始時間を正確に記載するか、除外するか、2種類の方法が考えられます。前者で記載しておけば安心です。

8.支給申請(厳守:訓練終了日から2か月以内)

  • 支給申請書
  • 支給要件申立書
  • 支払方法・受取人住所届(助成金の振込先の届出書類)
  • 訓練の内訳書(3種類)
    • 特別育成訓練コース内訳
    • 賃金助成及び実施助成の内訳
    • 経費助成の内訳
  • 訓練実施状況報告書
    • 総括表
    • 訓練日誌
  • 出勤簿又はタイムカード
  • 賃金台帳
  • 経費の領収書
  • 評価シート(様式3-3-1-1)
  • 訓練計画届
  • 訓練開始届
  • 事業所確認票
支給申請の準備
『訓練実施状況報告書』を完成させます
  • 『訓練日誌』にないものは、支給の対象となりません。
  • 『訓練日誌』がありながら、『出勤簿又はタイムカード』に『出勤記録』がないものも、支給の対象になりませんから、きちんと照合します。特に、曜日の間違いなどないか、きちんと確認してください。
  • 『出勤記録』があっても、『訓練』を実施していない場合もあるので、『訓練時間』=『勤務時間』とはなりません。
  • 『訓練計画』のうち、8割実施していなければ、支給対象となりません。
  • 『OJT』と『Off-JT』の時間は、多少調整ができますので、ピッタリである必要はありません。
『評価シート(様式3-3-1-1)』を完成させます
  • 訓練が終わったら、従業員及び責任者(通常は経営者)は、評価シート(様式3-3-1-1)にチェックを入れます。
  • チェックを入れ終わったら、責任者・経営者が押印します。
  • コピーを取って、原本は従業員が持っておきます。
  • コピーは会社でスキャン保存し、支給申請で提出します。
『助成金3点セット』の確認
  • 以下の2点が満たされていない場合、不支給になる場合もあるので注意します。
    • 残業代がきちんと支払われているか確認します
    • 最低賃金を下回っていないか確認します

9.助成金入金へ(支給申請から概ね3~6か月後)

  • 支給申請が進むと、一部の修正などや追加書類の提出のために、労働局から連絡がある場合があります。こちらでサポート致しますので、気軽にご連絡ください。
  • 支給申請後、概ね半年以内で支給となります。
  • 労働局の事務処理によっては、もっと時間がかかる場合もあります(過去最大9か月程度かかったことがあります)。

執筆者紹介

私立開成中学・高校卒
私立上智大学法学部・法学研究科卒

広告代理店・経営コンサルティング会社を経て独立。法律系・広告系・教育系など、幅広い分野で大手企業の事業を指導。

主な実績として、官公庁の広告類や就業ルール改定、大手製造業の見える化など。大手学習塾や社会保険労務士法人における役員・業務改善責任者・現場責任者などの経験もある。

プライベートでは、ポーカーにおいて、国内の大きい大会で準優勝、国際大会にも複数出場、オンラインで65段階中最高のレイティングを獲得などの実績がある。

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