小規模事業者持続化補助金(平成30年4月募集分対応)

今回ご案内するのは、ホームページの制作や、インターネット広告、店舗・オフィスの改装など、様々なことに使える補助金です。

その名も、『小規模事業者持続化補助金』。正社員の人数20人以下の会社・個人事業主であれば、要検討のお得な補助金となっています。

※注意
記載は公募要項を独自の視点で過去の実績等を基にまとめたものです。補助金の詳細や最新の情報は、公式の発表をご確認頂くか、別途お問合せください。

補助金の概要

1.小規模事業者持続化補助金

  • 最大100万円(通常50万円)が返済不要でもらえます
  • 使った経費の3分の2が後から入金されます
  • 毎年1~数回公募があるので常に準備しておく必要があります
上限が100万円になる場合
  • 従業員の賃金を引き上げる取り組みを行う事業者
  • 買い物弱者対策の取り組み
  • 海外展開の取り組み

2.申請できる事業者

  • 会社及び個人事業主であること(※社長1人の小さいお店なども対象になります)
  • フルタイムの正社員等が20人以下(サービス業等は5人以下)であること
申請できない事業者
  • みなし大企業に該当しないこと
  • 風俗営業法2条(http://katesapo.com/huei2/)に該当しないこと
  • 暴力団等の反社会的勢力と関係を有しないこと従業員の賃金を引き上げる取り組みを行う事業者
  • 申請対象外の事業にあてはまらないこと
対象外の事業

医師 / 歯科医師 / 助産師 / 組合 / 医療法人 / 宗教法人 / 学校法人 / 一般社団法人 / 一般財団法人 / NPO法人 / 農事組合法人 / 社会福祉法人 / 創業予定者 / 任意団体 他

3.補助の対象となる支出

  • 冷蔵庫や商品棚を買うのもOK
  • ホームページ・ランディングページを作るのもOK
  • チラシ・パンフレットの作成やポスティング・街頭配布などもOK
機械装置費

プロジェクター / 会議テーブル・椅子 / ソファ / ホワイトボード / 3Dプリンターなどの高度機器 / オーブン・冷凍冷蔵庫・ワインセラー / CADソフト 他

広報費

ウェブサイトの作成・更新 / チラシ・DM・カタログの外注や発送 / 新聞・雑誌・インターネット広告 / 看板作成・設置 / 試供品・販促品 他

その他

雑役務費(アルバイト代等)展示会等出展費 / 旅費 / 開発費 / 資料購入費(書籍代等)借料 / 専門家謝金 / 専門家旅費 / 車両交通費 / 委託費 / 外注費 他

受給の例

1.飲食店

  • ホームページの制作費用
  • 店舗改装時のテーブル・椅子等の費用
  • イベント時の人件費
  • 業務用冷蔵庫等の購入費用 他

2.従業員数人の製造・小売店

  • ホームページの制作費用
  • チラシ・ショップカードの作成とその配布費用
  • 商品棚の購入費用
  • 製造機器の導入費用 他

3.小規模の会社

  • 打ち合わせブースのソファの購入
  • プロジェクタ・ホワイトボードの購入
  • プランターの購入
  • 接客ブースのエアコンの購入 他

申請の概要

1.申請の流れ

GW頃まで ”地域の”商工会議所で様式4『事業支援計画書』を取得
5月18日(金) [締め切り]”日本商工会議所”に書類一式を提出(消印有効)
7月頃 採択事業者の発表 及び 購入等の開始
7~8月 弊社への報酬等を支払い
12月末日 [締め切り]支払い全て完了(クレジットカードは要注意)
翌1月10日(木) [締め切り]実績報告書の提出(必着)
翌2月頃 最終的な補助金額の通知 及び 振込先口座番号の提出
翌3月頃まで 補助金の振込
様式4『事業支援計画書』について
  • ”地域”の商工会議所への提出は、最終的な申請ではありません!
  • 取得にあたっては、通常、商工会議所に2回行く必要があります。(1回は計画書の提出、2回目は『事業支援計画書』の取得)
  • 場合によっては、30分~1時間程度の面談を求められる場合があります。また、複数回の来所を求められる場合もあります。
  • どんなに計画を作りこんでいっても、ほぼ必ず、修正事項を伝えられます。それには基本的に対応してメールなどで再提出しなければなりません。
  • 取得に概ね1週間かかりますので、GW前までには計画書を提出するようにしましょう。

 2.計画申請時に必要な書類

  • 準備が大変なのは、上限50万円で申請する場合、『経営計画書』と『補助事業計画書』だけです
    (この企画・作成は、経験豊富な弊社にお任せ頂けます)
  • 添付書類も、基本的には手元にあるか、税理士さんに聞けば写しをもらえる書類です
様式1:申請書 原本1部 (記名・押印等のみ)
様式2:経営計画書 原本1部 経営改善の計画を記載
様式3:補助事業計画書 原本1部 経営改善のために何をやるかを記載
様式4:事業支援計画書 原本1部 (商工会議所作成)
様式5:補助金交付申請書 原本1部 (記名・押印等のみ)
電子媒体(CD-R又はUSBメモリ) 1つ (様式1・2・3・5を記録)
添付書類
法人の場合
貸借対照表 写し1部 ※決算期を一度も迎えてなければ不要
損益計算書 写し1部 ※決算期を一度も迎えてなければ不要
※損益計算書がない場合は、確定申告書及び別表4を提出
現在事項全部証明書 原本1部 ※履歴事項全部証明書でも可
個人事業主の場合
直近の確定申告書 写し1部 ※第一表・第二表・収支内訳書(1・2面)または所得税青色申告決算書(1~4面)
※決算期を一度も迎えてなければ、開業届を提出

3.実績報告時に必要な書類

  • きちんと準備しながら進めれば、全く大変ではありません
  • 支給申請時期に慌てて申請しようとすると、発注先が準備する書類が必要な場合もあるため、非常に苦労することになります
補助事業実績報告書 どんなことに取り組んだか概要を説明する作文をし記名押印します
経費支出管理表 支出した費目、金額、支出の内容をエクセルに入力します
取得財産等管理明細表 50万円を超える金額で取得したものの一覧表を作ります
支払い関連書類一式 [見積][発注][納品][請求][支払]に関する書類を揃えます
チェックリスト 支出ごとに書類が揃っているかについてチェックするだけの書類です

4.計画書の審査基準

経営状況分析の妥当性

  • 自社や自社の製品・サービスについて、強み・弱みを適切に把握できているか。

経営方針・目標と今後のプランの適切性

  • 自社の強みを踏まえてそれが発揮できるものとなっているか。
  • 対象とする市場(商圏)の特性を踏まえた取り組みとなっているか。

補助事業計画の有効性

  • 具体的で実現可能性が高いプランとなっているか。
  • 地道な販路開拓に向けて必要かつ有効なものか。
  • 経営状況の分析や市場の特性などを踏まえて有効なものとなっているか。
  • 自社の個性を活かした創意工夫といった特徴があるか。
  • ITを有効に活用する取り組みとなっているか。

積算の透明・適切性

  • 予定している経費の計上・積算が正確・明確か。
  • 予定している経費の費用対効果は適切か。

政策合致性

  • モデルとなることが期待できる事業・事業者か。
  • 町村部に所在し地域経済の発展につながる取り組みを行う事業者か。

過去に採択がある場合

※過去の補助事業実施回数に応じて段階的に減点調整が為される

  • 実施回の事業実施結果を踏まえた補助事業計画を作れているか。
  • 過去の補助事業と比較し、明確に異なる新たな事業であるか。

5.申請書類の作成方針

様式1

制作所要時間
1分程度
  • 名前や電話番号を書いて押印するだけなので簡単です。

様式2

1枚目
制作所要時間
5~15分
  • 名称、法人番号、業種、従業員数、資本金額、創業時期などの一般情報を記載します。
  • 補助金の手続き等に関して、訂正の連絡などを担当する”連絡担当者”を決め記載しておきます。
  • 過去に持続化補助金で採択・交付決定を受けている事業所は、チェックをしておきます。

※法人番号は以下より確認します
http://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

2枚目
制作所要時間
:不明

過去の採択実績と違うことを説明

  • 過去に補助金をもらっている項目では申請できません。
  • 過去に採択されている場合には、過去の採択事例と今回の申請内容がどう異なるのかについて、記載しておきます。

風俗営業法第2条に該当しない旨のチェック

  • 風俗営業法第2条に該当する業種は申請ができません。
  • 該当しない旨をチェックしておきます。

みなし大企業に該当しない旨のチェック

  • みなし大企業に該当する業種は申請ができません。
  • 該当しない旨をチェックしておきます。

1.企業概要

  • 会社・店舗の概況について記載する
    • 運営環境
    • 営業時間
    • 営業体制 他
  • 商品・サービスの概要について記載する
    • 商品・サービスの特徴
    • 売上の状況
    • 利益の状況 他
3枚目
制作所要時間
不明

2.顧客ニーズと市場の動向

  • 顧客ニーズについて記載します。
    • お客様(消費者・取引先など)のプロファイリング
    • お客様が求めている商品・サービスのイメージ
    • 市場規模 他
  • 市場の現状について記載します。
    • 競合他社の状況 他
  • 今後の見通しについて記載します。
    • 商品・サービスの今後の展開イメージ
    • 顧客ニーズの変化のイメージ
    • 競合の変化のイメージ 他

3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み

  • 自社の商品・サービスの強みについて記載します。
    • 性能・価格・生産力など
    • 顧客に評価されている点 他
  • 自社の商品・サービスの弱みについて記載します。
    • 性能・価格・生産力など
    • 現在の顧客が妥協している点/弱点克服のために工夫している点
    • 今後の克服課題 他

4.経営方針・目標と今後のプラン

  • 経営方針について記載します。
    • 1~3の分析
    • 分析からの編み出される経営方針
  • 目標について記載します。
    • 経営方針を達成するための課題
    • 課題の優先順位と対策
    • 個々の施策のスケジュール

様式3

1枚目
制作所要時間
5~15分

1.補助事業で行う事業名

  • 取り組む内容を30字以内でタイトルにします。
  • 採択されたら、この30文字が事業名として公表されます。

2.販路開拓等の取り組み内容

  • 販路開拓の取り組み内容について記載します。
    • 何を行うか
    • どのような方法で行うか
    • これまでの自社・他社との取り組みとの相違点
    • 創意工夫する点

3.業務効率化(生産性向上)の取組内容

  • この項目は、”補助対象とするため”に記載するものであり、”加点””減点”等の対象には直接はなっていないものと思われます。
  • 「サービス提供等プロセスの改善」の内容があれば記載します。

    • ・業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減
      ・従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装
  • 「IT利活用」の内容があれば記載します。

    • ・新たに倉庫管理システムのソフトウェアを購入し、配送業務を効率化する
      ・新たに労務管理システムのソフトウェアを購入し、人事・給与管理業務を効率化する
      ・新たにPOSレジソフトウェアを購入し、売上管理業務を効率化する
      ・新たに経理・会計ソフトウェアを購入し、決算業務を効率化する
2~3枚目
制作所要時間
不明

2.経費明細書

  • 以下についてざっくり記載します。
    • 経費区分:どういう費目か
    • 内容・必要理由:具体的に何をするのか
    • 経費内訳:単価単位×個数
    • 補助対象経費:税抜(免税事業者・簡易課税事業者は税込で記載可能)
  • 補助金交付申請額を記載します(通常は50万円にできるように計画を立てる)。
  • 上限金額を100万円にしたい場合には、対象となる項目にチェックを付けます。

3.資金調達方法

  • 資金調達方法はあくまで予定なので、確定的に記載しないでよく、概括・想定に基づき記載します。
  • 補助対象経費について、経費総額の調達方法を記載します。
    • 自己資金
    • 持続化補助金
    • 金融機関からの借入金
    • その他
  • 持続化補助金で入金・補てんされる分について、入金までの資金調達方法を記載します。
    • 自己資金
    • 金融機関からの借入金
    • その他

様式5

制作所要時間
5分
  • 名前や電話番号を書いて押印します。
  • 補助事業の開始日と完了日を記載します(最長で平成29年12月31日まで)。
  • 収入金に関する事項について記載します。
  • 消費税の適用区分を記載します。

※収益金について
「補助金等に係る予算の執行適正化関す法律」規定より、事業(交付を受けて行う事業)の結果により収益(入から経費引いた額が生じ場合は、補助金交付額を限度として収益金の一部または全に相当する国庫へ返納していただく場合があり していただく場合があります (これを「収益納付」と言います)。(「公募要領」P72より)


執筆者紹介

私立開成中学・高校卒
私立上智大学法学部・法学研究科卒

広告代理店・経営コンサルティング会社を経て独立。法律系・広告系・教育系など、幅広い分野で大手企業の事業を指導。

主な実績として、官公庁の広告類や就業ルール改定、大手製造業の見える化など。大手学習塾や社会保険労務士法人における役員・業務改善責任者・現場責任者などの経験もある。

プライベートでは、ポーカーにおいて、国内の大きい大会で準優勝、国際大会にも複数出場、オンラインで65段階中最高のレイティングを獲得などの実績がある。

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